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2010.03.01

連載9   修理しない方法とは・・・パート2

こんにちは。

今回は前回にひき続き、「修理する」という考え方についてお話したいと思います。

 

みなさんは、温度が上がると機械内部の部品が摩耗するというのはどいうイメージでしょうか?

 

 ずっと真夏の炎天下にいて耐力を消耗し、フラフラになっている状態ですね。

 これでは、力を発揮できるわけがありません。

  最高の環境でバリバリと働いていたビジネスマンが、炎天下の砂漠の真ん中で同じような

能力を発揮できるかというと、それはないだろうと予測できます。

 いくら能力の高い人でも、ジリジリと焼けつくような所では、意識朦朧として冷静な判断力も

失われることでしょうね。

 人も機械も、能力を100%引き出せる環境にあることで、期待した以上の結果を出せるのでは

ないでしょうか。

 

 体をいたわり、病気にならないための環境を整えたりするように、私は、お客様のために自分

たちが知りえた大切なことをお話ししなければならないと思っています。

 

 目に見えない。

 そして、私たち人間も普通に呼吸している空気を原料にしているが故に、気付かないことも多

いのです。

 

 考えてみれば、エアーコンプレッサーという機械は、とても特殊な機械です。

 原料を入れて製品を作ると言った一般の機械とは違い、目に見えない空気という、一見どこに

でもあるような物を取り込み、圧縮エアーというエネルギー源となる物質を生み出しています。

 

 これはすごいことですよね。

 何もないところからエネルギーを手に入れているのですから。

 しかし、ここまで読んで頂いたあなたであれば、何もないところからとは言えないということはお

分かりだと思います。

 大気という目に見えないものに、余分なものが一緒に混ざることでrトラブルを引き起こし、皆さん

を悩ませているといえるかもしれません。

 

 人で同じようなパターンは、アレルギーの原因物質を探すような時にみられます。

 

 アレルギー物質が、スギ花粉、ハウスダスト、野草、食品、金属など多岐にわたる場合、可能性

のあるもの一つ一つを潰すように、検査を繰り返していきます。

 その人の体の症状と環境を調査し、検査データとして表します。そうやって解明した原因を取り除

いて、健康な生活ができる環境を見出していきます。

 

 人の体であれば定期健診やレントゲンなど、不具合なところは自覚症状で訴えることができます

が、エアーコンプレッサーは喋ることができませんので、こちらから気付いてあげなければなりません。

 ですから、私たちはエアーコンプレッサーを設置する前に、企画の段階でどこに設置するのがもっと

も経済効果を上げることができるか事前調査(できるかぎり数値化)をしてお客様と打ち合わせをする

ようにしています。

 さらに、すでに設置されていらっしゃるお客様の場合は、環境および運転状況調査をし、適正かどう

かの診断もさせて頂いております。

 

 そういう細かな対応が自信となって、過去のトラブル事例から障害を引きおこさない環境づくりのご提案をしているのです。

 

 あなたも、トラブルが起こったら「修理する」という考え方を変えてみませんか?

 最初から「壊さない」という考え方に変えてしまうのです。

 簡潔で具体的な処方としては、「エアーコンプレッサーはより良い環境に置いて、鼻毛の役割をす

る吸い込みエレメントを短い周期で交換する」を実践してください。

 

 前章でも、障害を引き起こす原因をいくつかお話しましたが、トラブルは原因が一つ、結果が一つ

ではなく、あらゆる原因が折り重なるように障害を引き起こしています。

 

 「より良い環境に置いて、鼻毛の役割をする吸い込みエレメントを短い周期で交換する」を実行す

るだけで、複合要因の低減に繋がり、しいてはメンテナンス総費用の低減に役立ちます。

 一方では、それらの複合原因をどれだけ見て、解消できる力を持っているかが技術者のレベルを

決定づけているといっても過言ではあありません。

 だからこそ、私は高い技術のスタッフ養成に力を注いで、対処修理から予防メンテナンスの技術者

を育てる会社を目指しているのです。

 

 次回は、買い替えについてお話したいと思います。

お楽しみに。

 

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